カテゴリー別アーカイブ: 旧作

アルドノア・ゼロ

あおきえい監督作品 全24話 分割2クール放送

ここ最近のSF作品の中で一番面白かった作品です。最初の2話はそれほど面白いとは思えなかったのですが3話に入ったあたりから徐々に物語に引き込まれていきます。ロボットアニメとしての面白さは、チートな力を持つ敵ロボットに対して地球側は、汎用ロボットであり全く歯が立たないぐらいのパワー差を知恵とチームプレーで撃破していくというところでしょうか。物語の面白さは、裏でうごめく陰謀、先の見えないストーリ展開など特に、第一期目の最終回に当たる12話では、画面に向かってどうなるんだよ~~~~~~~~~この先と叫んでしまいます。リアルタイムで見ていた人たちは、半年間次がどうなるかやきもきしながら待ちました(w

そのほかにはロボットのCGがすげー細かい!汚し処理とかすごいのよ~~!!

あと音楽がとってもGOODですさすが澤野さんですなぁ~~

DETONATORオーガン

大張正己監督作品 原作:柿沼秀樹 全3話

90年代のOVA作品です。当時何の気なしにレンタルビデオ屋でみつけ、一時期はまりました。その後発表されたテッカマンブレードに似てるなーと思ったら、テッカマンのオマージュ作品がオーガンでプレテッカマンブレードともいえる作品のようです。
この作品をへてTVシリーズテッカマンブレードに至ったようですね~。OVA作品なので作画の質もよく、結構内容も面白かったのですが、しばらくDVD化されてなかったような気がします。

久々に見たら話もよくできていて面白いのですよ~

印象的なのがエンディング
平沢進 さんの作詞作曲でご本人が歌われているのですがものすごく印象に残ってるんですよエンディングは3本別々の曲が使われており、それぞれ平沢さんらしい個性的な曲になっています。

 

 

四月は君の嘘

イシグロキョウヘイ監督 初監督作品

全22話+1話

原作は月間マガジンで連載されていた新川直司氏の作品原作です。本作は原作の連載中にスタートしており、原作の最終回とアニメの最終回が同じ月になるようにアニメが製作されています。連載中の漫画のアニメ化って最終回が違ったり話が尻切れで終わったりといい印象がありません。しかし、この作品は原作の再現率が90%と高い再現率で(のこり10%は媒体ならでわの演出の違い)物語がほぼ原作通りに進み最終回まで原作通りに進みます。作画のレベルが高く、コメンタリーで分かったのですが、作画から動画まで1人で一人で制作した回や動画をほぼ一人で制作した神回が存在し、制作の都合とかではなく、スタッフ本人の意向を監督がOKしたということです。このアニメのすごいところは、かかわっているスタッフみんなが原作を愛しているということだと思います。監督、制作進行、演出、作画、音楽、声優すべての人の愛で制作されている珍しい作品です。映像から愛が感じられるアニメ作品って本当に珍しいです。

いいおっさんが、愛とか書くとこっぱずかしいですね(w

細かい演出も楽器を弾くシーンの指運びや、ヒロインの入院してからの唇の色の変化、心情の色の変化など、言われなきゃわかんねーよレベルの細部にわたって行われています。

OP、EDの曲も演出もいいんですわーとくにEDの最後の部分に次回予告が入る演出もいいですね~

ここ10年ぐらいの中では最高傑作といってよい出来だと思います。かなりのお勧めです!1話から最終話まで見るとタオルが必要なぐらい号泣します(w
そしてもう一回1話から見直すと毎回反射的に泣いちゃいます。
ぜひ見てほしい作品です。

 

新世紀エヴァンゲリオン

当時のアニメに新しさも面白さも感じなくなり、オタク文化自体が嫌になてアニメから離れてしばらくたってから、この作品に出会いました。

現在のアニメ好きに引き戻してくれた作品です。

斬新な映像表現、難解なストーリー、旧来のアニメのパロディーなど面白いと思える要素がちりばめられていました。音楽の使い方も上手く、OPから音楽と映像の融合表現が完璧なタイミングで作られていました。TVシリーズとしては、作画の安定度も当時の手書きアニメとしては高いクオリティーを出しており毎週が楽しみだったのを覚えています。

そういや、改めてみると結構きわどい性表現多いのね・・・・

再度見直してみると、前半~中盤にかけてのストーリー展開は、謎や伏線が多く出されていく為に物語がきれいに進んでいくのですが、後半になるにつれ、作画は相変わらずいいのですが、チグハグなストーリー展開になってゆきます。まるで、乗りと大人の都合でストーリが変わってゆくマンガのように・・・・・

23話あたりでも新しい謎や伏線が出てきて。この物語本当に最終回に向かってるの?と思えるような状態に陥ります。そして24話最終回に向かう動きが出てくるのですが・・・・

そして伝説の2話が訪れます 視聴者の期待を裏切るかのような、これまでのスキームを一切排除したストーリ展開

見てるもの全てを突き放します。

25話の印象は

は?はにこれ?

26話になったら戻ってグダグダの最終回か?と思ったら

おめでとう!

はぁ~~~~~?????

見終わった後夢でも見ているかのようなそんな気分になりました
このとき激しいデジャブに襲われました。この気分は・・・・・そうだイデオンの最終回だ!あれを2回やられたみたいだ!

裏切られた・・そんな記憶があります。
まあ多くの視聴者が裏切られたという印象を持ったと思います。

それほど、それまでのアニメに落胆をしてあきらめ、離れていた心を引き戻され期待をし熱狂をしたものを最期の2話で完全に裏切られたという胸糞の悪い気持ちでいっぱいになりました。

その後映画で完結というニュースが流れ期待をして待ちました。

そして、最初の映画の公開・・・
未完成という形での公開でしたが、終局に期待が持てる無いようでした。(ですがシンジ君のあのシーンには困惑しましたが・・・・)

待つこと数ヶ月ついに完成した映画を見て唖然・・・・・・・
なんて言ってよいか言葉が見つかりません

謎は謎のまま、伏線は、回収されず。挙句の果てに全ての事件が自作自演(w

なにこれ?当時の印象でした。
本気で裏切りやがった(www

それ以来しばらく封印してしまったほどです。

あとで見て分かったのですがTV版の最終2話の中にも映画のキーとなる映像がちりばめられており本編製作のさいに、全てのスキームを外しシンジ君を中心としたキャラクターの内面を中心として新しい映像表現の実験をしたということがわかります。

でもさーメジャーでこれやっちゃあかんと思うのですわ

そして映画を改めてみると25話は、元々のストーリを元に製作されているのですが、26話は、庵野秀明という人間の内面をぶちまけてあると言う感じがします。また実写の部分に、ガイナックスに起きた嫌がらせの画像や、ネットの某掲示板の批評、メールでの嫌がらせ文章が一瞬差し込まれており、明らかに俺に期待すんじゃねーよ!というメッセージがこめられている感じがしました。

はやり見た後胸糞が悪く(w
この感じ何かに似てるなーと思ったら洋画の「セブン」や「ハンニバル」を見たあとの気持ちに似ていました。内容は違いますがね~人間の本質の部分を見せられると気持ち悪くなる物です。

数年がたち、新劇場版が始まって序、破ときて、今度はエヴァと言う作品を使って本当にSFの新境地をやりにいくんだな!と期待を寄せていたのですが、Qが公開され、わけが分からなくなりました・・・・・話ぶっ飛ばしすぎ。。というか破の最期の予告はなんだったんだろう(w

ものすごく置いてきぼり感(w

ですが、何度か繰り返し見て納得できたのですが、シンジ君と同じ気持ちのさせるような仕掛けがしてあることが分かります。キャラクターの戸惑いを見ている人に伝わる映像表現とストーリは斬新という言葉につきます。SF作品としてはアリですね(まあ何回か見ないと気づけませんが)

最近、最終のシン・エヴァのインフォメーションが出始めました。まあ監督の製作遅延の言い訳が出てるのですが、Q終わった後壊れたことが書かれていました。まあ壊れるよなあの内容作っちゃうと。

ようやく製作に取り掛かったようですが、時間かかってもいいので最期ぐらいはキッチリ終わらせて欲しいと思うのは、僕のわがままなのかなぁ~

ゼーガペイン


全26話

下田正美監督 作品

以前、とあるオタク業界の編集さんやラノベ作家さんと旅をしたときにその中の一人に、今面白いと思うアニメって何?と聞いたときに、このアニメに名前が挙がり六話まで絶対見てねと言われわけも分からぬまま、六話まで見てその後一気に見た作品です。意外だったのが、原作者に伊藤岳彦氏の名前があったこと。リューナイトとかビースト三銃士とかのイメージが強かった物で。
本放送当時は、知らなくて見ていませんでした。その当時は、そんなに人気が無くコアな人たちが、人伝に面白さを語ってファンを作っていった作品で、4年後限定生産ではあるがBD化されたという後のりで人気が出た作品です。

第一印象は、ロボットがCGなんだなーとか、オープニングがテンション低いなーとかゲームっぽい話だなーとか言う印象で6話までが意外とたるい・・・
これが6話を超えると一挙に印象が変わるのです。それまで語られなかった複線が6話から一気に出てくるのですが、あまりに衝撃すぎて閉口してしまいまいました。ストーリ構成が凄いんですよ~
そして、「生とは何か」ということを返し訴えかけてくる作品であります。

余談ですが、小説版を書かれている日下部匡俊氏を友人が主催する某肉を食べる会でお見かけしました。主催者の方とお友達だったんですね・・・・
あと音楽を担当されている大塚彩子さんが、小中学校の同級生の奥さんになってたという事実をフェイスブックで知ったときはあせりました(w

意外と身近な人が関わってるんだなぁ~

無限のリヴァイアス

全26話

コードギアスなどヒット作を飛ばしている谷口悟朗監督の作品

テレ東18時枠でよくやったなぁ~と思える作品 今だと無理だな(w

久々に絶望感を楽しめる作品だなーと思いました。物語はSFストーリながら、人間群像劇がメイン。専門工程を学習する為に設置された人工衛星が謎の襲撃を受けて内部に隠されていた戦艦に乗り込み太陽系中を逃げ回る話なんですが、統制するはずの教官(大人)が全て死に、487人の10代の学生たちによる話で学生だけが、いっぱいいてもろくなことになるはずが無く、統率も取れず混乱する中、一部の不良たちの恐怖政治が始まります。また食料難や際の見えない航海にあたり争いやクーデターが起きます。あーこれってどこかで見た感じだよなーと思ったらイデオンがそうでしたね。不安や絶望が人間の心を支配してゆく様を描いており、極限状態の人間関係を表現した作品になっています。濃厚なストーリですので何度見ても面白く又発見があります。

脚本はヒットメーカである黒田洋介氏が2話を除きほとんどを担当しており、破綻の無いストーリー構成になっています。

 

面白い作品って時間がたって自分が成長してから見ると新しい発見があったりしますよねー

ラーゼフォン/ラーゼフォン ~多元変奏曲~

出渕 裕さんの第一回監督作品ですね。それまで出渕さんてメカデザイナーと言う印象の方が強く、監督をやるという印象は、無かったなぁ~・・・・・・

レビューを書くに当たって再度見直していますが。面白い! マイナー扱いはもったいない作品です。

全25話+映画版(TVシリーズ再編集ストーリー)

DVD/BD版 修正箇所多数あり

さて、初期のころ良くエヴァと比べられパクリだ!と揶揄されて2chとかでもバッシングが起きました。まあ複線の出し方や謎の多さや難解さ神話ベースからそういった印象を受けたのでしょう。まだ放映当時、エヴァリスペクト作品が多かったのも起因しますが・・・第6楽章(ラーゼフォンでは話=楽章になってる)の敵の攻撃方法がエヴァの第16話に似ていたことが起因しているのでしょうかね。当時から私は、意味の無い議論であり、物語を良く見ないで表面的な現象だけで言っているよなーと思いました。後々業界の人と話す機会がったので、この話持ち出してみたら庵野監督と出渕監督は、仲が良く、こんな話作ったら面白いよね的な議論をよくしていたそうで、制作年代は違うけれどお互いにリスペクトしあっていたということではないでしょうか。その後の作品「宇宙戦艦ヤマト2199」では、仲良しっぷりが出ていましたしねぇ~。

本編ですが、当時としてはハイクオリティーな作画、独自の世界観を持った音楽。映像表現も少し他の作品とは違い。輪郭がぼやけたような表現(映像がぼけてるわけでは、無いですよ)フランス映画を見てるようなもやもやした感覚。当時としては斬新だったなぁ~

TV版の脚本や作画は1話単位では、物凄くクオリティーが高く面白いのですが、全体を見るとちょっと脚本のチグハグさが目立ちます。しかしながら一応芯はキッチリぶれずにいるので最後までに複線を回収して、きれいに終わらせています。基本部分は出渕監督が長い間あっためていた企画であった為と思われます。まあ第1回監督作品なので脚本家と話の整合性を取りきれなかったんでしょうかね~

本編音楽とEDは橋本一子さんが担当しておりOPのみ菅野よう子さんが担当しています。OPを菅野さんがやっていることで、本編も菅野さんがやっていると思っている方も、多いようですが違います。ラーゼフォンの不思議な世界観の50%を支えているといって過言ではないと思います。EDでは、妖艶な美声も披露しています。また本編声優もやっており(端役ではなく重要な役)、その妖艶な美声は、神名麻弥という役(主人公の母親)にピッタリでした。サントラお勧めで、ジャズをベースにした独特の世界観を持った音楽です。是非視聴してもらいたいサントラです。

映画版では、京田知己さんが監督を務めTV版を分解、追加、削除、再構成をして、脚本家の違いにより生じた矛盾や違和感を排除し、物語を分かりやすくするために、登場人物の削除や再構成をはかり。ラーゼフォンの持っていた本来の面白さを出すことに成功した作品だと思います。なお作画はTV版の再編集なのですが、物語の前後の部分は完全新作、そのほかの部分もほとんどに手が入っており完全新作に近いものとなっています。

映画版単独でも面白いのですが、TV版見てから映画版見るとなるほど!それがやりたかったのか!となるのです。

TV版と映画版あわせて見て欲しい作品です。